2020-01-01から1年間の記事一覧

〔紹介〕「向野文庫架蔵『四書正解 論語』箋註影印」について

「向野文庫架蔵『四書正解 論語』箋註影印」(向野正弘編)『向野堅一記念館研究紀要』第五号(PDF版、2020.9.575p) 〔1〕 この箋註は、向野文庫架蔵『四書正解』(元禄丁丑[十年(一六九七)]、平安城書林天王寺屋一郎兵衛好廷蔵梓)の「論語」中に挟み…

「ハート」か「桃」か?それとも……?

現在の向野堅一記念館、旧讃井病院は、大正11年(1922)竣工といわれており、あと少しで100周年となる。それ以前の地図にも出ており、何年ぐらいかかって造られたものかはっきりしない。また残存しているのは原形の3分の1程度である。残念ながら、建築のこ…

西村金瓶子『句集 初明り』における子ども達の回想する直方

句集を整理していると、一冊の句集が目にとまった。西村金瓶子(きんぺいし)『句集 初明り』(東京都千代田区、白凰社、1986.3)である。句集の他、上林昭夫「西村金瓶子氏を偲ぶ」「随筆」「思い出」「著者略歴」西村三穂子「あとがき」よりなる。 拝見し…

菜殻火(ながらび)系俳誌『光陰』について

本年(2020)は直方市出身の俳人野見山朱鳥(のみやま あすか、1917-1970)没後50年とのこと。向野堅一記念館の前の道を挟んで向かい側、少し歩いた先にある直方谷尾美術館では、「太田穂摂書作展―俳人野見山朱鳥を書く―(箱根湯本ホテルコレクションより)5…

『福銀漢詩集』について

蔵書を整理していたところ、 福岡銀行業務部編『福銀漢詩集』(福岡銀行業務部、昭和48年〔1973〕9月 12日発行、非売品)※文庫本よりやや大きめ。82+7p。目加田誠「序にかえて」遠城寺宗徳「明日への糧」福岡銀行業務部「あとがき」索引 という、薄冊の漢…

新型コロナ感染症対策「緊急事態宣言」解除を受けて(開館について)

福岡県も「緊急事態宣言」解除とのこと。状況に大きな変動がなければ、6月6日(土曜日)より、記念館開館いたします。 なお、これまで通り、土曜日に開館致します。

新型コロナ感染症対策「緊急事態宣言」への対応(第2次)

4月13日、記念館の所在地である福岡県直方市においても、新型コロナ罹患者が確認されました。この状況を受けて、記念館の開館について、以下のようにいたします。 対 応: 当分の間、休館と致します。 ※一応、ゴールデンウィークまでを目途とし、その段階…

新型コロナ感染症対策「緊急事態宣言」への対応(第1次)

4月6日、福岡県を含む7都府県に緊急事態宣言が発令されました。記念館の開館について、以下のようにいたします。 現 状: 毎週土曜日開館しています。 対 応: 当分の間、現状通り毎週土曜日開館します。 ただし、行政サイドから個別に閉館の依頼を受けた…

向野堅一記念館研究者集会

日 時:2020年3月21日(土曜日)14:00~:研究者集会 場 所:向野堅一記念館 主 旨:昨年度のワークショップ(註1)を受けて、本年5月下旬、愛知大学で開催予 定のシンポジウムに向けての現状報告と意見交換。 テーマ:日清貿易研究所の「リアル」に迫る …