2021-01-01から1年間の記事一覧

直方郷土研究会公開講座:讃井源次郎の生涯

直方郷土研究会公開講座:讃井源次郎生涯

向野正弘「讃井源次郎の来直―讃井病院開業の意義―」

郷土直方46号表紙 「讃井源次郎の来直」1頁目 (『郷土直方』(直方郷土研究会)第46号 2-6頁、2021.6)現在向野堅一記念館となっている讃井病院を造った讃井源次郎の来直ならびに大病院建築に向かった意義について検討を加えた。彼の足跡を踏まえ、伝染病と新…

『廣瀬淡窓・咸宜園に学ぶ―咸宜園教育顕彰事業優秀賞受賞記念誌―』(淡窓研究会編刊)

廣瀬淡窓・咸宜園に学ぶ ―咸宜園教育顕彰事業優秀賞受賞記念誌― 廣瀬 和貞:序文 〔研究の部〕Ⅰ.廣瀬淡窓と咸宜園ネットワーク〔1〕深町浩一郎:廣瀬淡窓の自省のことば―「宥座語」について― 1〔2〕矢嶋 道文:『廣瀬淡窓日記』にみる病と薬-文政六年(18…

『威風凜々 烈士鐘崎三郎』の刊行(1)

鐘崎三郎顕彰会〔編集委員会〕編『威風凜々 烈士鐘崎三郎』(花乱社、令和3年5 月刊、44+268頁、定価(税込み)3300円) 表紙 鐘崎三郎(明治2年~27年、1869-1894)。普通には、遼東半島において刑死した日清戦争の悲劇の「英雄」。通訳官・軍事探偵「…

三菱新入炭坑の残影 ―高倉山高蔵寺の地蔵菩薩像―

〔1〕 向野堅一の一族の住む現在の直方(のおがた)市上新入(かみしんにゅう)は、明治の早い段階から炭坑として着目され、利権をめぐって、争われた地域である。近代化が最も早く押し寄せた地域と言って良いのではないだろうか。向野堅一は、そうした社会…